就職活動 面接

就職活動が厳しいのはずっと続く。面接で差別化を。

2011年8月4日にショッキングな数字が発表されました。文部科学省の学校基本調査による大学卒業後の進路に関するものです。その概要は、

○2011年3月の大学卒者は552,794人
○卒業生のうち正社員になったのは61.6%の約340,546人
○大学院などへ進学したのは12.7%の約70,642人
就職も進学もしていない(進路が決まらなかった)のが19.4%の107,134人

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というものでした。つまり5.1人に1人は大学を卒業しても、「何をしているのかよくわからない状態」ということです。

さらに、就職した人数の中には希望とはかけ離れた企業に入社する人がいて、大学院に行く人の中には、就職が決まらずに仕方がなく進学している人がいることも忘れてはいけません。

いかに就職活動が厳しいものなのかをよく表している調査結果です。

さて、この状況は景気がよくなれば回復するのでしょうか?答えはNoです。これから経済が上向いたとしても企業は産業のグローバル化、技術革新による分業化、少数精鋭の採用傾向などにより、新卒の採用枠を急に増えたりはしません。

また、例えばPanasonicは新卒採用予定1390人のうち外国人を採用する枠を1100人とすると発表して話題になりました。ユニクロや楽天など人気企業の他、一部の優良中小企業でも同様の傾向が見られます。今、就活が厳しいのは一時的なものではなく、経済の構造的な問題なのです。

このような厳しい状況を勝ち抜くにはライバルと自分との違いを明確に企業に伝えられないといけません。そして、それができるのはエントリーシートでも筆記試験でもなく面接です。面接での差別化。これが採用を勝ち取るキモなのです。

就活の面接でライバルに差をつける「簡単な」4つのポイントがあります。詳しくはこちら

採用の二極化はチャンスだ

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は大手・中小企業も問わず即戦力となりうる人材が求められています。それを見極める基準はコミュニケーション能力です。

人事の担当者はコミュニケーション能力の有無を面接で見ようとします。ところがほとんどの学生は面接のHowto本を暗記したような回答ばかりする傾向があります。最近の面接官はこのようなHowto本の内容を知っています。あえてライバルと同じような回答をしていたらそれだけで評価が下がりかねません。

学歴や学生時代の経験の差は今から埋まりませんが、面接で的確な受け答えをして最大限に自分をアピールするのはこれからでも十分にできます。

就活市場ははっきりした二極化が進んでいます。早稲田や慶応などの学生でも秋になっても一社も内定をもらえないというケースがある一方で、偏差値では劣る大学の学生が優良企業から複数内定を得るような現実があります。

このような二極化はある意味チャンスです。難しいと思っていたような企業に面接試験次第で採用を勝ち取れることを意味しているからです。

まず面接でライバルときっちり差別化すること。それができなければ、せっかくiPhoneを駆使して一生懸命就活をしても、企業からのお祈りメールを何通ももらい続けることになるでしょう。

内定数の二極化時代をチャンスに変える。面接で落とされない具体策はこちらでご覧ください。

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