医学部に合格する受験生の勉強法には共通点がある
難関の医学部医学科に合格した人というと、生まれつき頭が良かったり、飛びぬけて暗記力が良かったり、要領が抜群に良かったりと、どこか天才肌のイメージがあります。
確かにごく一部にはずば抜けて能力が高く簡単に合格してしまう人もいます。しかし、国公立・私をあわせた定員が約8000人足らずの医学科の難関に挑む受験生のほとんどは、特別な才能をもっているわけではありません。
ほとんど同じ実力の受験生がたった1点で合否を分ける世界で熾烈な競争を繰り広げているのが医学部受験です。
ところで医学部に合格した受験生たちがしてきた勉強法にはある種の共通点があることがわかっています。それは同じ問題を解くのでも、思考力の深さが違うということです。医学部に受かる人と落ちる人では、ただ正答を導けるかどうかではなく、その過程の考える力のレベルに差があるということです。
当たり前のレベルが高いこと
結局のところ医学部に合格する受験生は、
1.医学部入試に対応した勉強法
2.モチベーションのコントロール
3.スケジュールに沿った適切なペース配分
の3つを例外なく理解しています。これだけ聞くと当たり前のことに感じますが、彼らはこの当たり前の基準が他の受験生とは違うのです。
結果だけ見ると当たり前じゃないかと思えることを、ライバルよりも高い基準で徹底的にやり抜けること。これが合格する人に共通することであり、また不合格になる人にとって最も難しいことでもあるのです。
しかし、まずは既に医学部受験において成果をだした人たちの勉強法を真似することからはじめることなら、比較的容易にできます。
受け継がれたことを守り、自分なりに工夫し、それを超えるような成果をだす。「守」「破」「離」の法則は医学部の勉強法にも当てはまります。
普通の受験生と同じように勉強して結果がだせるのは、せいぜいセンター試験までです。医学科の入試問題のレベルには通用しません。医学部に合格したいなら、医学部に対応した勉強法を実践する必要があるのです。
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